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by morozou2004
| 2005-04-30 00:18
| 武侠モノ
書剣恩仇録読み終わりました。
デビュー作で、あんまり面白く無いという噂もあったので、ドキドキしながら読んだのですが、確かに、いわゆる”金庸らしさ”ってのは少ない作品だと思いました。ただし、面白くないのかと言われればそんな事は無かったですね。この作品の特徴としては、主人公が一個人では無く、は紅花会そのものと言った方がしっくりくる所でしょうか。水滸伝の主人公が宋江一人ではなく、梁山泊全体というのに似てるかな。各メンバーに見せ場が用意されているし、それぞれ特徴もあって非常に良いです。逆に首領格の陳家洛の陰が薄すぎる。たまに出番あったと思ったら、女を人身御供にしたりするようなありさまだし!それと、パワーアップもイマイチ。最初から強いので、武力95が97になった感じ。他の作品だと、武力20台から105になったりする感覚なので、あんまり驚かないというか・・・
今はちょっと忙しいので、さっぱりな感想ばっかりですが、そのうち機会をみてまとめたいと思います。
デビュー作で、あんまり面白く無いという噂もあったので、ドキドキしながら読んだのですが、確かに、いわゆる”金庸らしさ”ってのは少ない作品だと思いました。ただし、面白くないのかと言われればそんな事は無かったですね。この作品の特徴としては、主人公が一個人では無く、は紅花会そのものと言った方がしっくりくる所でしょうか。水滸伝の主人公が宋江一人ではなく、梁山泊全体というのに似てるかな。各メンバーに見せ場が用意されているし、それぞれ特徴もあって非常に良いです。逆に首領格の陳家洛の陰が薄すぎる。たまに出番あったと思ったら、女を人身御供にしたりするようなありさまだし!それと、パワーアップもイマイチ。最初から強いので、武力95が97になった感じ。他の作品だと、武力20台から105になったりする感覚なので、あんまり驚かないというか・・・
今はちょっと忙しいので、さっぱりな感想ばっかりですが、そのうち機会をみてまとめたいと思います。
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by morozou2004
| 2005-04-13 12:36
| 武侠モノ
侠客行と連城訣読み終わりました。
侠客行は、主人公がほぼ全ての登場人物に裏切られるという、結構悲惨な作品でしたが、連城訣はそれに輪をかけて悲惨な作品で、主人公は、大概誤解や陰謀のせいで不幸になるんですが、誤解が解ける時は相手が死ぬ時って感じで、本当に悲惨です。最後の最後で、少しだけ幸せになりますが・・・・
次は鹿鼎記と書剣恩仇録です。
侠客行は、主人公がほぼ全ての登場人物に裏切られるという、結構悲惨な作品でしたが、連城訣はそれに輪をかけて悲惨な作品で、主人公は、大概誤解や陰謀のせいで不幸になるんですが、誤解が解ける時は相手が死ぬ時って感じで、本当に悲惨です。最後の最後で、少しだけ幸せになりますが・・・・
次は鹿鼎記と書剣恩仇録です。
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by morozou2004
| 2005-04-09 00:13
| 武侠モノ
碧血剣読み終わりました。
デビュー作の書剣恩仇録の次に書かれた作品という事で、もしかすると面白く無いんじゃないかと思っていたのですが、全然そんな事は無かったです。むしろ後期作品に見られがちな荒唐無稽な描写が少なく、自分にとってはこちらの方が好みでした。物語の方は、射雕英雄伝と共通点が多いように感じたのですが、全三巻という事で、キャラクターにしてもストーリーにしても、丁度良い感じにまとまっていて、冗長さもない為、あっさり、そしてさっぱり、更に言えばすっきりとした読後感でした。
デビュー作の書剣恩仇録の次に書かれた作品という事で、もしかすると面白く無いんじゃないかと思っていたのですが、全然そんな事は無かったです。むしろ後期作品に見られがちな荒唐無稽な描写が少なく、自分にとってはこちらの方が好みでした。物語の方は、射雕英雄伝と共通点が多いように感じたのですが、全三巻という事で、キャラクターにしてもストーリーにしても、丁度良い感じにまとまっていて、冗長さもない為、あっさり、そしてさっぱり、更に言えばすっきりとした読後感でした。
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by morozou2004
| 2005-04-06 03:42
| 武侠モノ
天龍八部読み終わりました。
いつもの金庸らしく、”自称”英雄だの好漢だの君子だの言ってるロクでもない人達が、ロクでもない事をする話です。読み終えてみて、この物語のテーマを考えてみるに、全ては因果の流れの中に・・って事だったのかな、と。民族の対立もそうだし、登場人物全てが自分の意思とは関係なく因果の流れの中で彷徨ったりあがいたり、そして最終的にそれを断ち切れた者、断ち切れなかった者がどうなって行くのか、という物語でした。
物語の構成としては、水滸伝の様な感じで、複数の主人公の視点から物語を追っていくのだけれど、そのせいか登場人物が無駄に多い様な気がします。確認しながら読まないと、この人誰だっけ?ってのが一杯出てくる。その他気になった所と言えば、射雕英雄伝三部作より後に書かれたせいか、絶技が荒唐無稽過ぎて、多少ついていけない所がありました。倚天屠龍記もそうだったけど、本を読むだけでろくに修行もしてないのにいきなり強くなったりされるとちょっと興醒めかな、と。あと、内力を剣気にして飛ばすとか、そっち系の技が多すぎ。かめはめ波登場以降のドラゴンボールみたいになっちゃってるな。
あと、内容がどんどんドロドロしてきますね・・・これから先の作品が不安です!
以下ネタバレ
いつもの金庸らしく、”自称”英雄だの好漢だの君子だの言ってるロクでもない人達が、ロクでもない事をする話です。読み終えてみて、この物語のテーマを考えてみるに、全ては因果の流れの中に・・って事だったのかな、と。民族の対立もそうだし、登場人物全てが自分の意思とは関係なく因果の流れの中で彷徨ったりあがいたり、そして最終的にそれを断ち切れた者、断ち切れなかった者がどうなって行くのか、という物語でした。
物語の構成としては、水滸伝の様な感じで、複数の主人公の視点から物語を追っていくのだけれど、そのせいか登場人物が無駄に多い様な気がします。確認しながら読まないと、この人誰だっけ?ってのが一杯出てくる。その他気になった所と言えば、射雕英雄伝三部作より後に書かれたせいか、絶技が荒唐無稽過ぎて、多少ついていけない所がありました。倚天屠龍記もそうだったけど、本を読むだけでろくに修行もしてないのにいきなり強くなったりされるとちょっと興醒めかな、と。あと、内力を剣気にして飛ばすとか、そっち系の技が多すぎ。かめはめ波登場以降のドラゴンボールみたいになっちゃってるな。
あと、内容がどんどんドロドロしてきますね・・・これから先の作品が不安です!
以下ネタバレ
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by morozou2004
| 2005-03-30 21:00
| 武侠モノ